サイクリング

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サイクリング

   

サイクリングに出かけよう


  肉体的疲労を感じることなく風を切る爽快感。この爽やかさはサイクリングですね。軽くペダルをひとこぎしただけで、心地よい風に頬を撫でられながら軽快に滑り出すことができます。動力は自分の足ですから、自分の体力に合わせてゆっくりと気ままに進むことができます。短時間で結構遠出もできるというのがサイクリングの魅力でしょうか。癒し効果は絶大です。

 自転車はとにかく活用しましたね。今は車に頼り切っていますので、ほとんど自転車にまたがることはないのですが、高校時代からは自転車通学もしていたし、友達と山にキャンプに行くときも自転車でした。1年365日、必ず自転車とともに風を切っていました。

 本当に雨の日も風の日もそして雪の日もです。そんなに自転車にどっぷりでしたから、大学に入ってももちろん自転車通学で、ついにはサイクリング専用の自転車まで購入し、遠出の距離は飛躍的に伸び、とうとう、上野駅から四国の足摺岬まで行くことにしたのです。

 当時は輪行車といいまして、自転車を大まかに分解して大きなバッグに詰め、列車に乗り込むことができたのです。そして目的地に着いたらそこの駅で組み立て走り出すというわけです。上野駅へはそうして運んだのです。ちょうど3月のはじめごろでしたか。

 で、当時東京の大学に通う友達の家をいくつか回りながら四国を目指して南下したのでした。静岡では大井川を越えてすぐの食堂で朝から迎い酒をやっているタクシーの運ちゃんと意気投合し、そのまま車に乗せられ城跡の側の茶畑に案内してもらいました。
 
 名古屋へ行くと100m道路という恐ろしく広い道路に出てしまい焦りました。片側10車線ぐらいあったんでしょうか?向こう側に渡るのに途中で1回休憩しなければならないのですよね。田舎ものの僕には到底信じられない光景でした。
 名古屋を出てからは琵琶湖へ向かいました。大津では雨に当たり全身ずぶぬれユースホステルに着いた途端パンツからシャツからストーブに最接近して乾かしたのを覚えています。
 京都から大阪を経て和歌山県の岬町から淡路島に渡りました。そして徳島県の鳴門市へ降りました。
 そこからは香川県の高松へ向かって走り、平賀源内のふるさとで宿を取りました。そこがまたおじいさんとおばあさんが経営しているユースホステルで、当日の宿泊客が僕一人。

 温かいもてなしを受けたのはいいのですが、五右衛門風呂の使い方を理解していなくて窯のそこに敷くべき板を敷かず、窮屈な姿勢で入ったのでした。幸いやけどをすることはありませんでしたが、上がってからその利用の仕方を理解し赤面するのでした。

高松からは四国を縦断し高知県へ。足摺岬のユースホステルに到着したところでひざが痛み出し、ペダルをこくことができなくなってリタイヤ。そこでまた分解してバッグに詰め込み、帰りは列車の旅となったのでした。

 これが大学1年の終わりの遠出でした。約3週間のサイクリングは様々な貴重な体験を僕に与えてくれました。その当時はサイクリングを癒しだなどとは考えもしませんでしたが、今はその当時の思い切った行動を思い起こすことが一つの癒しになっています。

 それほど遠くへ行かないまでも、少しサイクリングしてみましょう。見慣れた町の風景が必ず一変します。視点も空気も変わりますからね、これまでになかった何かに気づくはずです。そして、そういう気づきの瞬間が実は癒しにもなるということを僕は今あらためて思うのです。
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